01地域密着の訪問診療
当院は札幌市南区澄川・朝日台エリアに特化した訪問診療を行っています。地域に根ざしたクリニックだからこそ、近隣の地理や生活環境を理解し、きめ細やかな対応が可能です。住み慣れたご自宅で、これまでの生活を大切にしながら安心して医療を受けられる環境づくりをお手伝いします。
医学博士
日本外科学会専門医
瀧川 拓人HIROTO TAKIKAWA
人口構造の高齢化が進む一方、高度医療・医療の専門分化は進み、医療費の増大や過剰医療が社会の課題となっています。
医師免許を取得して外科医となり、消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医として、検査・診断・手術・抗がん剤治療・緩和医療と1人の医師が主治医になり一連の診療を担当するのが平成という時代で、そんな30年を過ごしました。今は働き方改革の時代で医療も分業化が奨励されますが、当時の外科医は確かに患者さんにとっては「主治医」だったと思います。
病気になるのも年老いていくのも喜ばしいことではないかもしれませんが、「よく生きること」はどんな状況でも目指すことができるし、たくさんの患者さんに深く関わってきたことで「いい人生の最期を迎えられる」ことは「よく生きてきた」ことと同じ意味なんじゃないかと考えるようになりました。
地域医療という言葉がありますが、実はその言葉の定義がありません。私は「地域医療」は医療の一分野ではなく、その地域の構成要素だと考えます。望ましい医療機関があるからここに暮らしたい、暮らすことができる、というのがその地域の付加価値としての「地域医療」かもしれません。
私自身が生活しているこの地域では公共交通機関であるバスの減便はおびただしく、高齢者にとっては持病があるのに通院が困難な状況が強まっています。
私の小さな手の及ぶ範囲でも近隣密着の訪問診療により地域住民の健康に関する安心感を保ち、日本の医療課題と地域活性化の問題とに向き合っていこうと思います。
当院は札幌市南区澄川・朝日台エリアに特化した訪問診療を行っています。地域に根ざしたクリニックだからこそ、近隣の地理や生活環境を理解し、きめ細やかな対応が可能です。住み慣れたご自宅で、これまでの生活を大切にしながら安心して医療を受けられる環境づくりをお手伝いします。
東京大学医学部を卒業し、外科専門医として30年以上にわたり多様な医療現場で経験を積んでまいりました。救急医療から在宅医療まで幅広い分野に携わってきた知識と実績を活かし、お一人おひとりに最適な診療を提供いたします。高度な専門性と豊かな臨床経験が、安心して任せられる大きな強みです。
定期的な健康チェックはもちろん、急な体調不良や不安にも柔軟に対応します。原則として月2回の定期訪問を行い、必要に応じて臨時往診も実施。慢性疾患の長期管理から、突然の発熱・呼吸困難といった急性症状まで幅広く診療します。「困ったときに頼れる存在」として、ご自宅で安心できる体制を整えています。
在宅医療は医師だけで完結するものではありません。当院ではケアマネジャー、訪問看護師、調剤薬局、さらには地域の病院とも密接に連携し、医療と介護を切れ目なくつなげています。ご家族の負担を軽減し、患者さまが安心して療養できるよう、チーム全体で支える体制を大切にしています。
がんや認知症をはじめとする終末期の患者さまに対しても、緩和医療を中心としたきめ細やかなサポートを行っています。痛みや不安を和らげながら、ご本人の希望に沿って自宅での療養や看取りを実現することが可能です。「最期まで自宅で過ごしたい」という思いに寄り添い、ご家族と共に支えてまいります。
風邪や発熱、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、認知症に伴うお薬の調整、関節痛や皮膚トラブルといった日常の体調不良まで幅広く対応。通院が難しい方でも、ご自宅で安心して診療を受けられるのが訪問診療の魅力です。体調に不安がある時や「この程度で相談して良いのかな」と思う症状でも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。